眼鏡

散歩をしていると神社の方で出店が並んでいる。早速行ってみると綿菓子やりんご飴だ、懐かしいな、何か行事がある様で人出もある。
変なおじさんの眼鏡屋さんに呼び止められた。検眼設備も無く、単に眼鏡が並べられているだけだ。
今掛けてる眼鏡で間に合ってるから要らないと断ると、これは買ってのお楽しみの特殊眼鏡で損はさせないよと、勧めてくる。
もしインチキだったら、2時間以内なら返金するからと自信ありげだ。

値段を聞くと、こちらの顔をジート見ながら5千円位かなと言う。
金持ちにはもっと高く売るけど、あんたにはこんなもんだろうと。
言い方が気に障るけど、まー良いや返品可だしと一つ買ってみた。

掛けてみても普通の眼鏡と変わりないやと思ったが、ベンチで休憩していると突然、子供時代の懐かしい故郷や町並それに友達と遊んでいる自分も出てくる映像が眼鏡に映し出された。何故か白黒映像だけど、これはお買い得かも！