俳句墓場
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俳句墓場というマシンを買った。俳句には季語がある。しかし例えば秋に、夏の季語である「花火」を入れて詠んでもそれは通らないのである。
余興として作るのなら構わないが、雑誌や新聞などに投句をしても失格となる。それを防ぐためのマシンである。
季節が過ぎた季語で詠んでも、それをマシンにストックしておけばいい。またその季節が来た時にマシンを使い、呼び起こして投句をすれはいい。
私は一年が経ち新年になったので、昨年作った新年の俳句を呼び起こし投句した。入選した。いい気分だった。
その後も入選作が増えて、私も力をつけてきたのだなと思っていたら私と作風が違うことに気づいた。単に去年作ったのだから違っているのだろうと思っていたが、そうではないらしい。
マシンのモードが創作機能というモードになっていた。マシンの手柄らしい。
私の作品はといえばワンパターンだった。私が墓場に入っているのかもしれなかった。
余興として作るのなら構わないが、雑誌や新聞などに投句をしても失格となる。それを防ぐためのマシンである。
季節が過ぎた季語で詠んでも、それをマシンにストックしておけばいい。またその季節が来た時にマシンを使い、呼び起こして投句をすれはいい。
私は一年が経ち新年になったので、昨年作った新年の俳句を呼び起こし投句した。入選した。いい気分だった。
その後も入選作が増えて、私も力をつけてきたのだなと思っていたら私と作風が違うことに気づいた。単に去年作ったのだから違っているのだろうと思っていたが、そうではないらしい。
マシンのモードが創作機能というモードになっていた。マシンの手柄らしい。
私の作品はといえばワンパターンだった。私が墓場に入っているのかもしれなかった。
その他
公開:22/10/04 20:34
少し変わった、ブラックな話が好きです。
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