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スーパーの店長、鈴木は悩んでいた。
お客さんが陳列してある商品の賞味期限の新しいものだけを抜き取って買っていくからである。
その結果、賞味期限の古いものだけが棚に取り残される。
採算度返しで割引シールを貼ってもあまり売れない。
お客さんは知っているからだ。賞味期限が古い安い商品を食べて体を壊したら医療費の方が高くつく事を。
「どうしたらお客さんは古い方から買ってくれるだろう。このままでは赤字だ。こんな事が続くようだと店を閉めなければならない」
鈴木は本当に困っていた。そんな時、ある男がやって来た。
その男は職業を経営コンサルタントと名乗った。
鈴木は藁にもすがる思いでその男に依頼した。

まずその男がした事は商品棚から商品を無くす事だった。
棚にあるのは商品のカタログとセルフレジ。
商品は登録されたお客さんの家に産地直送で届く。
これによりお客さんの機嫌が良くなり再度注文すると言う訳だ。
公開:22/10/04 15:28

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