魔界市勇者課強敵担当
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案内で場所を聞いた勇者は魔王城4階へと続くEVに乗る。壁に嵌められたフロアマップを見て窓口に近づくと、『禍炎』の魔神が島から席を立って「何か御用でしょうか」と聞いてくる。
「すみません、過去戦った敵幹部との再戦を申請したいのですが」と勇者が言えば、「少々お待ち下さい」と魔神が答えて奥に引っ込む。担当が違ったのか?少し待つと、相談を終えた魔神が戻ってきて勇者に尋ねた。
「その方の特徴は何かありますでしょうか」
「それが、当時ブラインド状態で戦闘になってしまって」
「では相手の肩書きは覚えていらっしゃいますか」
「肩書き」
「はい、たとえば四天王、三摩天…」
「ええと、そう言うのは特に」
「成程…何度もすみません」
奥で小声で上司と相談している。
「主幹すいません、以前あの方と戦闘…」
「あーあるかも」
主幹と呼ばれた魔人は窓口で席につくと開口一番。
「よくぞここまで来たな、勇者よ!」
「すみません、過去戦った敵幹部との再戦を申請したいのですが」と勇者が言えば、「少々お待ち下さい」と魔神が答えて奥に引っ込む。担当が違ったのか?少し待つと、相談を終えた魔神が戻ってきて勇者に尋ねた。
「その方の特徴は何かありますでしょうか」
「それが、当時ブラインド状態で戦闘になってしまって」
「では相手の肩書きは覚えていらっしゃいますか」
「肩書き」
「はい、たとえば四天王、三摩天…」
「ええと、そう言うのは特に」
「成程…何度もすみません」
奥で小声で上司と相談している。
「主幹すいません、以前あの方と戦闘…」
「あーあるかも」
主幹と呼ばれた魔人は窓口で席につくと開口一番。
「よくぞここまで来たな、勇者よ!」
ファンタジー
公開:22/10/04 00:06
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