環境保護活動

8
1

動物や植物が力を合わせて、人間を駆逐するようになった。高度な知性や力を持ち始めた彼らが、人間を悪の軍団とみなし退治しようとしていた。彼らにしてみれば、人間が地球を汚す源なのだから倒すのが正義らしい。
人間の方からの和平交渉も試みられたが、物別れに終わった。人間は悪知恵を働かす信用ならない生き物だと彼らは思っているらしい。
人間が武器を使って彼らを倒そうとしても、パワーアップした彼らにはほとんど効き目がなかった。
それどころかそれで余計に環境が汚れ、ほらやはり人間は諸悪の根源だ。地球のためにも人間を倒すのだと、彼らの使命感を燃え上がらせた。
確かに人間の生命活動、移動などに伴うエネルギー消費は減り環境は良くなりつつあった。
ごく一部の賢い人はブレーン役として雇われ、見てくれのいい人はペットとして飼われたりした。
そこから捲土重来できないかと思いつつ、道は永く険しいだろうと人は悟っていた。
ファンタジー
公開:22/10/06 00:00

ぴろわんこ

少し変わった、ブラックな話が好きです。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容