カプセルトイ

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「私、将来は水の魔法使いになるの」
みっちゃんはカプセルトイで水の魔法陣シールが出ると水を楽しそうに操る。
「俺は火の魔法使い!カッコいいから!」
けんじ君が火の魔法陣シールを手の甲に貼り、指パッチンする。火を操る姿は凄くカッコいい。
「君は何の魔法使いになるの?」
みっちゃんの質問に僕は答えられないでいた。
「お前、どの魔法も上手く扱えないもんな」
けんじ君が笑う。そう…僕は魔法陣シールから上手く魔法を出せない。火も水も風も土も相性が悪いらしく、魔法使いに向いていないと言われた。
しかもウチは貧乏でカプセルトイを何度も回せない。だから僕はいつも、僕に合う魔法陣と出会えますように、と願いながらハンドルを回す。
今日、僕が引き当てたのは見た事もない魔法陣シールだった。それを手に貼り、いでよ!魔法!と、唱える。
ころん…とカプセルトイが出てきた。
僕にはカプセルトイ召喚魔法の才能があるようだ。
公開:22/10/01 20:32

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…

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