赤い糸と幼少期の思い出

0
2

僕の小指には赤い糸が結ばれている。
赤い糸はママの小指へと繋がっていた。
これは運命の赤い糸だ!僕は将来ママと結婚するんだ!
「そんなわけないでしょ」
恵ちゃんがため息を吐いた。
「それ、運命の赤い糸じゃなくてトワイライトっていうの。夕暮れ時に手を繋いで一緒に帰る人の手と繋がっているの。運命の赤じゃなくて黄昏の朱よ。よく見てみなさい。ママだけじゃなくて、パパにも繋がっているでしょ。じーじやばーばにも、何ならポチにも繋がっているでしょ?」
恵ちゃんの言う通り、赤い糸は方々に伸びていた。残念…
「それにママはパパと結婚しているんだから、あなたとは結婚できないわ」
嫌な言い方するなぁ…恵ちゃんは僕が嫌いなの?
「嫌いだったら、あなたを迎えになんて来ないわよ」
恵ちゃんが僕の手を取る。僕の小指から出た赤い糸が恵ちゃんの小指にも絡みついていた。
その糸の色が他の糸の色とちょっと違うのは気のせいかな?
公開:22/09/28 20:49

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容