食糧危機対策

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食糧不足に人類は悩んでいた。ある有名作家の言葉にヒントを得て、人が産み落とした生物を食べようとなった。
さすがに胎児を食べるというわけにはいかないので、別な生き物を産み落とすこととなった。
大胆な人体特殊改造を行い、豚や鶏などを産めるようになった。女性だけ産むのは不公平なので、男も産むようになった。

そのおかげで食糧危機は、乗り越えることができた。子供も育てやすくなった。
しかしごく稀にだが、陰惨な雰囲気を身にまとう親もいた。タブーを犯したのだなと、周りの者は察した。そういう親は村八分にされた。

だが人類全体が、知能が衰えていく傾向にあった。人体改造で獣を産むようになって、その弊害で知能も獣に近づいていっているのかもしれなかった。
と言って、自然動物はほとんど死に絶えてしまったから自分で産むしか方法はなかった。
人間も動物の一種だから、そこに回帰しているのかもしれなかった。
その他
公開:22/09/25 23:21

ぴろわんこ

少し変わった、ブラックな話が好きです。

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