マシュマロ
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彼女に明日の予定を尋ねると「マシュマロを手に入れる」と返信が来た。僕の頭は混乱した。
僕は彼女を尾行することにした。
朝、家を出た彼女がまず向かったのはコンビニだ。そこで缶コーヒーとマシュマロを購入。もう予定完了じゃないか。
しかし彼女は家とは反対の方向へ歩き出す。15分程歩き、彼女はある店へ入っていく。
なぜ、レンタカー?混乱しつつ、僕はタクシーで尾行を続ける。止まった。スーパーだ。ここでもマシュマロを購入。レンタカーを借りてまでマシュマロを買いに行くとは。
また走り出す。まだ帰らないようだ。4時間程走った。タクシー代がとんでもないことになったが今更引き返せない。
止まった。キャンプ場?彼女はバーベキューをしている若者の集団に臆することなく声をかけ、マシュマロを譲ってもらい、しかもそこで炙って食べている。
幸せそうな彼女を見て僕もマシュマロが食べたく、いや、やはり肉が食べたい。
僕は彼女を尾行することにした。
朝、家を出た彼女がまず向かったのはコンビニだ。そこで缶コーヒーとマシュマロを購入。もう予定完了じゃないか。
しかし彼女は家とは反対の方向へ歩き出す。15分程歩き、彼女はある店へ入っていく。
なぜ、レンタカー?混乱しつつ、僕はタクシーで尾行を続ける。止まった。スーパーだ。ここでもマシュマロを購入。レンタカーを借りてまでマシュマロを買いに行くとは。
また走り出す。まだ帰らないようだ。4時間程走った。タクシー代がとんでもないことになったが今更引き返せない。
止まった。キャンプ場?彼女はバーベキューをしている若者の集団に臆することなく声をかけ、マシュマロを譲ってもらい、しかもそこで炙って食べている。
幸せそうな彼女を見て僕もマシュマロが食べたく、いや、やはり肉が食べたい。
その他
公開:22/05/12 14:22
ショートショートに魅了されています。
いつか本を出すことが目標です。
宜しくお願い致します。
こちらで初めて書かせていただいた「駅伝家族」で賞をいただきました。
また、伊坂幸太郎さんの「ガソリン生活」のキャッチコピーコンテストに入賞し、文庫版の帯に同ペンネームで使用されております。
noteにも【チョルクーパー】というペンネームでショートショートを投稿しておりますので、フォローして下さると嬉しく思います。
投稿している作品は同じですが、改行などの関係で読みやすくなっております。
多少加筆修正もするかもしれません。
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