１３日の金曜日・ジェイソンの話

ジェイソンと言えばチェーンソーを持つ姿を思い浮かべる人が多い。
だがジェイソンはチェーンソーを一度も使った事がない。それはレザーフェイスと勘違いしている。
だが今や、その間違ったイメージが浸透している。
１３日の金曜日と言えばホラー映画と思われがちだが１作目はサイコサスペンス映画である。
キャンプ場でいじめに遭っていたジェイソン少年が行方不明となり数年後、殺人鬼となって現れる…という内容だ。
ジェイソンと言えば怪物というイメージがあるがそれも間違いである。
１作目のジェイソンは子供は襲わない。無差別殺人ではなく復讐劇であった。
それらを踏まえて１作目を見てみるとその面白さに改めて気付く。
何より、いじめが怪物を生み出す可能性を世に知らしめるいい機会ではないかと思えてくる。
２作目以降、ホラーとなった１３日の金曜日。ジェイソンをホラーの産物に変えたのは人間の残酷さではないかと考えさせられる。