八犬東京原発

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そこは現実世界に似た世界。僕はこの世界に迷い込んでしまった。

「ここは……?」
「君は何度目?初めて?」
「山添君?久しぶりだね」

山添君とは小学生の時以来だ。なぜ彼がここに。

「僕は二回目。少なくとも君よりは事情を知っている。時間がない。よく聞いて。この世界では君は、一日しかいられない。僕の言う通りに動くんだ。アイツを倒すんだ」
「アイツ?」
「八犬東京原発の人間だよ」
「東京原発?東京に原発があるの?」
「この世界はね。このおかしな世界を作り出しているのは、八犬東京原発なんだ。奴らを倒さないと、現実世界まで浸食されてしまう。奴らは本気で世界征服を狙っているんだ」
「山添君、二回目ってどういうこと?」
「僕は一日で奴らを倒せなかったからね。このおかしな世界から一度放り出されたのさ。だから今度は、君の協力が必要だ。急ごう」

このおかしな世界を抜け出し、世界を守れるのは僕しかいない。
公開:22/05/06 09:59

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

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・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

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ブラウン・シュガー
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