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テーブルも、部屋全体も、上から見たらまるでリボルバー拳銃のシリンダーではないか。
にしても変だ。一緒に来たあいつがいない。
部屋の中央にあるモニターがついた。そこに映し出されていたのはほかでもない、一緒参加した友人だった。
「お前がエックスだったのか」
「そうだ。この会場にいる参加者は全員、昔俺をいじめた奴らだ」
「なぜこんなことを」
「なぜ?復讐に決まってるだろ。どうせならゲームの駒にしてやろうと思ってな」
「ゲーム?」
「これは金持ちたちが楽しむゲームさ。鍋ロシアンルーレットのな」
「何?」
「6つの鍋のうちどれに毒が入っているか予想し、安全な番号の鍋にお金をかける。で、毒入りにかけたお金をそれ以外の人たちに分配するんだ。今回は2番が毒入り鍋だったようだが」
よく見ると私のテーブルの鍋の横に「4」と書かれた札があった。
「さぁ、早く続きをしようぜ」
モニタに映る彼の口元は綻んでいた。
にしても変だ。一緒に来たあいつがいない。
部屋の中央にあるモニターがついた。そこに映し出されていたのはほかでもない、一緒参加した友人だった。
「お前がエックスだったのか」
「そうだ。この会場にいる参加者は全員、昔俺をいじめた奴らだ」
「なぜこんなことを」
「なぜ?復讐に決まってるだろ。どうせならゲームの駒にしてやろうと思ってな」
「ゲーム?」
「これは金持ちたちが楽しむゲームさ。鍋ロシアンルーレットのな」
「何?」
「6つの鍋のうちどれに毒が入っているか予想し、安全な番号の鍋にお金をかける。で、毒入りにかけたお金をそれ以外の人たちに分配するんだ。今回は2番が毒入り鍋だったようだが」
よく見ると私のテーブルの鍋の横に「4」と書かれた札があった。
「さぁ、早く続きをしようぜ」
モニタに映る彼の口元は綻んでいた。
ホラー
公開:22/05/02 17:00
更新:22/05/02 17:01
更新:22/05/02 17:01
闇の鍋会
鍋
闇
正体
一応これで終わり
日本生まれ日本育ち。年齢約20代。まだまだこれからの男です。
noteでもショートショート書いてます。
よろしくお願いします。
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