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折角海へと遊びに来たのに私はパラソルの下で落ち込んでいた。
今日の為に新調したビキニ。そのトップスが波に攫われてしまった…しっかり結んでいたつもりが緩かったようだ。
溜息を吐き、楽しそうな友人達を見つめてると私の携帯が鳴った。知らない番号だ。誰だろう?
『お前の水着は預かった。返して欲しくば浜辺に捨てられているゴミを2ℓ分拾え。集めたゴミは海の家に渡せ。確認したら水着を返してやろう』
相手はそう一方的に告げ、電話を切った。何なの?
「どうかした?」と友人。休憩に戻ったようだ。
私は立ち上がる。さっきの指示に従うわけではないが散歩がてらゴミでも拾おう。
2ℓも拾えるだろうか?と思っていたが浜辺には想像以上にゴミが転がっていた。
それを拾い集め海の家に渡す。これで水着が返って来るのだろうか?
浜辺を歩いていると沖の方から波に攫われた私のトップスが流れてきた。
客観的に見ればあれもゴミだよなぁ…
ミステリー・推理
公開:22/05/01 20:34

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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