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残業を終え深夜、帰宅していると突然スポットライトのような強い光が頭上から降り注いだ。
何事か!?と頭上を見ようとするも上手くいかない。体のバランスが上手く取れない。それもその筈、俺の体は宙に浮いていた。空へと吸い込まれるようふわふわと昇っていく。
見上げればそこにはUFO。もしや俺を攫うつもりか!?
恐怖に手足をバタつかせる。手に持った鞄をUFOに投げつける。
だが効果はない!どうしたらいいんだ!?
ふいに浮遊が止まった。
どうした?何かあったのか?
UFOへと視線を向ける。ふわふわと俺の財布がUFOへと吸い込まれていく。
ちょっと待て!その中にはさっきコンビニで下したばかりの金が入っているんだ!
もしやこいつ!最初からそれが狙いだったのか!?
UFOは俺から財布を奪うと光の速さでどこかに行ってしまった。
どうしよう…「UFOにカツアゲされた」って説明しても警察は信じてくれないだろうなぁ…
SF
公開:22/04/27 20:27

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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