共生進化

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海や川に流れついたプラスチックゴミを多くの魚介類が食べ続けた。
多くの魚介類が消化しきれないマイクロプラスチックに命を落としていく中、一部の魚はプラスチックを体にうまく取り入れ、進化を遂げた。
プラスチックは鱗より硬く、柔軟性もあり非常に軽い。魚の鱗がプラスチックへと変わった。
亀や貝はその殻や甲羅をプラスチックコーティングした上にガラスコーティングまでしている。割れず強靭な殻と甲羅にはサメの歯も折れるくらいだ。
そんな中、ハリセンボンがガラスハリセンボンになったのには驚いた。ガラス針は綺麗だが非常に重い。
ガラスハリセンボンはヒレを退化させ、海中を歩く足を手に入れた。まるでウニのようだよ。

海の生物は独自の進化を遂げた。困るのは人間だ。魚が食べられなくなった。
そこで人間は今、魚を退化させる研究をしている。
勝手に進化させておいて今度は退化させようなんて人間は何て身勝手な生き物なんだ…
SF
公開:22/04/23 20:38

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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