七不思議 3

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「ちなみにどうして謎を解明して欲しいかっていうとね。私なの。私が今年の出席番号七番だからなの」
「ええっ!?それは大変だ」
「ふふっ。だから私が怪我しないように守って欲しいな」

明るく答えた岡崎さんだったが、内心ではとても怖いと感じているだろう。僕は七不思議の謎を解き明かす事に協力する事にした。

「怪我した人達に何か共通点はないの?」
「皆が怪我する日は、7月7日。七夕の日なの」
「七夕……。七夕の日は、この学校で何か特別な事があったりする?」
「七夕祭りをするの。短冊に願い事を書いて学校近くの神社に飾る行事よ。そして出席番号七番の人がクラスを代表して神社に行くの。皆、そこの帰り道で怪我をするの」
「なるほど。ちょっと試して欲しい事があるんだ」

僕はそう言い、七夕の日に備えた。
7月7日。僕は神社にいた。岡崎さんの代役という事で、担任の笹田先生に事情を説明した。
公開:22/04/22 17:29

富本アキユ( 日本 )

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