話の終着点
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帰り道、通り雨に遭った。どうせ通り雨、すぐそばにあった無人のバス停で雨宿りさせてもらうことにした。「あのぉ」「あ、はい」「雨、やみませんね」「…そうっすね」。あぁ、返事をするんじゃなかった。よく考えれば分かるじゃないか、このバス停には人がいないんだぞ。「あのぉ、あのぉ」。時計の針が止まっている。多分もう、雨もやまない。「あのぉ」。
ホラー
公開:22/04/12 13:48
閲覧していただき、ありがとうございます。そのへんにいる学生です。
自分のペースでゆる~く書いています。
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