停電の夜
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轟音と共に家の明かりが消えた。「すごい音だったね、大丈夫?」と隣に座る彼が優しく声をかけてくる。軽く酔っているのもあるのだろう、上から降って来るその声がたまらなく心地いい。「ブレイカーつけてくるわ」「…つけなくて、いい」。服を引っ張り、顔を寄せる。酒と闇の力を借りるのも悪くない。
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公開:22/04/12 13:42
閲覧していただき、ありがとうございます。そのへんにいる学生です。
自分のペースでゆる~く書いています。
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