にゃんず

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ひとしの体にイナズマが走った。
「わかった。言う通りにする。言う通りにするからやめてくれ」
「本当かニャン」
「本当だ」
ことは1時間前に始まった。ひとしが1匹の猫を殺そうとして猫を持ち帰り、さぁ今から殺そうとした時
「だめだニャン」
「なんだお前ら」
雲に乗った猫たちが現れた。
「その子には新たな命が宿っているニャン。殺さないでニャン」
「やだね」
「言うこと聞かないとこうするニャン」
またひとしの体にイナズマが走った。
「やめてくれ」
「じゃあ、我々の言うことを聞きニャさい。その子とお腹の子を育てなさいニャン」
「はぁ?やだよ」
そしてまたビリビリ。
「やっやめてくれ、わかったよ。育てるよ、育てればいいんだろ」
「そう、それでいいニャン」
「ところでお前たちはなんなんだ」
「我々はにゃんず、今度その子に悪い子としたら、もっと酷いことするニャン」
それからひとしは猫たちを大事に育てた。
ファンタジー
公開:22/04/10 12:07

リラタロウ

夏目漱石先生と同じ統合失調症という病気を患っています。現在、障害者雇用で働いています。2年前ぐらい前から坊ちゃん文学賞に作品を送っています。美容と健康と占いが得意な30代後半のものです。文章があまり得意ではないですが頑張ります。

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