16
17

今日は朝から部屋にいても、やたらにピーヒョロロピーヒョロロと鳴き声が聞こえる。
奴が来てるのかと外に出れば、尾羽で巧みに舵をとり上昇気流に乗り、それこそ歌の如くにクルリと輪を描きながら空中を闊歩している。
我々の日常では、身近にいる猛禽類の一種らしく、海辺を散歩している時に良く出会す。
ただ今回は我が町内上空に現れ騒いでいるが、町内会長の正式飛行許可を得ての事か?

気流を利用した滑空力と優れた視力で、地上の餌を見つけるや急降下し、蛙、蜥蜴、鼠、蛇等の小動物を捕食し、海辺では小魚を狙う。
都市部では生ゴミ、公園では隙を見て人の弁当の中身を瞬時に奪う「鳶に油揚げをさらわれる」の諺通りだ。
でも「鳶が鷹を産む」諺の様に、平凡な親から優れた子が生まれる例えにもなる。
日本書紀にも金色の鳶が、その身から発する光で敵軍の目を眩ませ、神武天皇に勝利を齎したと言う記述がある。一体お前は何者なのだ!
その他
公開:22/04/06 12:35
更新:22/04/07 06:11

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容