握りすぎっぺ

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タカシが握りっぺしてきた。でもタカシは米粒くらいの固体を持ってた。それが鼻の前でプシューって消えて、一気に臭くなった。どうやらタカシの握力が強くて、オナラが固体になったみたい。僕たちはゲラゲラ笑った。
それからタカシはオナラを出しては握って固体にして、ねりけしを作るみたいに握りっぺをどんどん大きくしていった。
そしたら変な事が起きた。教室のもの、机とか筆箱とかがどんどんタカシの方に引き寄せられていった。万有引力ってやつらしい。
タカシは大変なものを作っちゃったって言ってた。処理しなきゃって。
タカシは校庭の真ん中に立って、みんなを周りに避難させた。
タカシはおもむろに握りっぺをお尻の中に戻した。
それでみんなにバイバイって言った。
そしたらブォンて大きな音がしてタカシが宙に浮かんだ。大量の土煙を巻き込みながら、タカシは大空へ消えていった。
校庭はすごく臭くなって、みんな涙目になってた。
ファンタジー
公開:22/04/03 20:21

ニカ

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