味のある人生
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「おはよー!」
「おっはー!朝何食べてきた?」
「私はミドリー」
「良いなーミドリかー、私はまたシロだったよー」
「逆に私はシロ食べたことないなー。月曜日からアカ、キイロ、ミドリ、アオ、ムラサキ、クロ、チャイロの繰り返しだよー」
「えー、それはそれで辛いかもー。最近はシロばっかりだけど、こないだの誕生日はニジイロ食べたよー」
「え!ニジ食べたのー!すごっ!どうだった?」
「それはもう、この世のものとは思えない美しい色だったよ!グラデーションもバッチリ!」
「それもう最後の晩餐だよ」
世界中の人々は、コロナの収束と引き換えに味覚と嗅覚を失ってしまった。見た目でしか食事を楽しめない時代…
味のある人生に感謝感激雨あられ
「おっはー!朝何食べてきた?」
「私はミドリー」
「良いなーミドリかー、私はまたシロだったよー」
「逆に私はシロ食べたことないなー。月曜日からアカ、キイロ、ミドリ、アオ、ムラサキ、クロ、チャイロの繰り返しだよー」
「えー、それはそれで辛いかもー。最近はシロばっかりだけど、こないだの誕生日はニジイロ食べたよー」
「え!ニジ食べたのー!すごっ!どうだった?」
「それはもう、この世のものとは思えない美しい色だったよ!グラデーションもバッチリ!」
「それもう最後の晩餐だよ」
世界中の人々は、コロナの収束と引き換えに味覚と嗅覚を失ってしまった。見た目でしか食事を楽しめない時代…
味のある人生に感謝感激雨あられ
SF
公開:22/03/31 19:18
25歳
私なんてこんなもん
お手柔らかに
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