恋を始めよう
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第一印象は最悪だった。ボサボサの髪、だらしない服装。でも頭だけは良かったから、私は君に勉強を助けてもらった。大学のレポートも手伝ってもらった。そのお礼に私は、君の身なりをマシにするお手伝いをした。良い美容院を紹介してあげたり、一緒に服を買いに行ったりした。それから君と仲良くなり、友達になった。カラオケに行ったり映画観たり、ご飯食べたりキャンプに行ったりした。そんな事が何年も続いて、いつからか一緒にいるのが当たり前になった。ある日、君の事が気になるという女の子から相談を受けた。その瞬間、私の心の中にモヤモヤとした気持ちが現れた。私は性格が悪いのかな。彼女の事を邪魔したくなった。この気持ちは何なのだろう。嫉妬心?
その答えにようやく気付いた。
「……そっか。そうだったんだ、私。あいつのこと……」
もう友達のままじゃいられない。恋を始めよう。
私はあいつのスマホに電話をかけて呼び出した。
その答えにようやく気付いた。
「……そっか。そうだったんだ、私。あいつのこと……」
もう友達のままじゃいられない。恋を始めよう。
私はあいつのスマホに電話をかけて呼び出した。
公開:22/03/31 09:42
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