スプリングダイナマイト

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なるほど。原理は分かった。
つまりこうやってああやって爆弾ができるわけだ。天才である俺は、ついに爆弾を完成させた。後はこれを仕掛けるだけだ。

「クククッ、世の中に知らしめるんだ。俺という天才がいることを。そうだな、なるべく人が沢山集まるところがいい」

俺は人が沢山集まりそうなデパートにスプリングダイナマイトを仕掛ける事にした。予告状を送った。

爆弾を仕掛けた。タイムリミットは、今日の十五時ジャストだ。時間が来ると爆発する。この世は心の汚い人間が多い。俺が世間を掃除してやる。

そして俺は、仕掛けた爆弾の時間が来るのを待った。

「……そろそろだな」

3,2,1、0。ドカンッ!!
爆発音と煙に悲鳴を上げてパニックになる客達。
そしてその瞬間……

辺り一面に桜が咲き誇った。

「ククッ、成功だ。花咲じいさん風スプリングダイナマイト」

客達は綺麗……!!と見惚れていた。
公開:22/03/29 09:03
更新:22/03/29 09:21

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

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ブラウン・シュガー
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