おかしな戦争3

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ルマンドの失策はメイジ聖家とカルビーに連絡をとるのが遅れたことだろう。
コイケヤに全力を注ぎ、他を省みる暇がなかったなどいろいろ理由はあるが、連絡が遅れたことで彼らに独自行動を許すことになり、一部のものが離反した。

しかも最悪なことに離反したものが向かったのがモリ・ナガ教主国だったのだ。
モリ・ナガ教主国は彼らを盛大に歓待した。
気を良くした離反者たちはごちそうをかっこみ、美酒をあびるほど飲んだ。
そのうち彼らは教主国の使節たちの言われるままブルボン王朝の機密をペラペラとしゃべり、あげく泡を吹いて全員死んだ。
毒入りのごちそうを用意した使節たちはまるでゴミを扱うかのように離反者たちの遺体を捨てた。

一方、ルマンドはグリ公国とどう戦うかを部下たちと協議中だった。
そこへ密禎があわてて駆け込んできた。「グリ公国が大群で攻め込んできております! その数……およそ10万!」
ファンタジー
公開:22/03/24 20:28

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
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