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身に覚えのない罪で俺は逮捕された。
聞けば俺が殺したい程憎んでいた奴が殺されたそうだ。動機の点から俺が容疑者として挙がったようだ。
次にアリバイを調べたところ、容疑者の中で俺だけが犯行可能だったそうだ。それで警察は俺を犯人と決めつけたようだ。
だが俺は断じてやっていない!何度もそう訴えるも取り調べを担当する刑事は聞いてくれやしない…
今日も独房から出されては、無意味な取り調べが行われるのかと想像し、ため息が出る。
だが予想に反し俺は釈放された。本物の犯人が捕まったそうだ。
あれだけ俺を犯人と決めつけていたのに何故捕まえられたんだ?
その疑問、犯人を逮捕したベテラン刑事が教えてくれた。
「なぁに、貴方の犯人に擦り付けられた罪をよ~く調べただけですよ。よ~く調べたら何と、貴方に擦り付けた際に着いたであろう犯人の指紋が残っていたんです。それが逮捕の決め手となりました。犯人は詰めが甘かったですね」
ミステリー・推理
公開:22/03/20 20:37

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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