おかしな戦争2

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最大の頭痛の種はモリ・ナガ教主国。
その名の通り、モリ・ナガを教主とし、天使の旗を掲げて全身鎧で身を包んだ彼らは死を恐れない。
死んだら天使として天上に迎えられると信じて疑わないのだ。
ちなみに天上に迎えられるための免罪符は銀なら5枚、金なら1枚である。

彼らによって多くの国が滅ぼされ、従わぬものは女子供すら処刑された。
その彼らがブルボン王朝の国境から目と鼻の先にまで勢力を広げつつあると情報が入ってきたのだ。

もはや一刻も猶予はない。ルマンドの行動は早かった。
まず、シャルロッテを講和を餌にちらつかせて会議場で暗殺。
とまどうパトロンたちに対し、忠誠を誓うか死かを即決させた。

コイケヤにたいしては出どころのわからぬ塩の販売をいっさい禁止した。
とともにコイケヤ内の不満分子に塩の権利をちらつかせ、内部分裂を引き起こさせた。
こうして弱ったところを漁夫の利で倒し彼らの船舶を押収した。
ファンタジー
公開:22/03/19 17:43

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
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