心細い騎士

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ついに憧れの騎士になった。毎日の鍛錬はとても厳しいものだったが、これで立派な騎士の仲間入りだ。

「お前の配属だが、レッドドラゴン騎士団だ」
「おお、なんか強そうな名前。はい!!頑張ります!!」

レッドドラゴン騎士団に向かった。

「あー、レッドドラゴン団長のマックだ。お前達、レッドドラゴンによく来たな。歓迎する。歓迎はするが、お前達に残念なお知らせがある」
「えっ?何ですか?」
「レッドドラゴンは、懐事情が非常に厳しい。武器や鎧を買う金がない。だから自分達で作れ」
「ええー!?」

こうしてレッドドラゴン騎士団に入団した最初の仕事は、自分の武器及び鎧の製作だった。鍛冶屋でもない素人が武器や鎧なんて作れるはずがない。出来上がった装備は、とても貧弱だった。

「ど、ど、どうしよう……。めっちゃ心細い。やっていける気がしない」

こんな装備で国を守れるのか!?
頑張れ、レッドドラゴン騎士団。
公開:22/03/12 10:12

富本アキユ( 日本 )

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・作詞を担当
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