オルゴールと小鳥

スケジュール帳を確認しているとオルゴールを見つけた。
そのオルゴールの名は和暦。二十四節気や雑節はオルゴールの出っ張りのようにスケジュール帳にその名を刻む。それでもって毎年訪れるものだからこれはオルゴールのようだと思った。
先日啓蟄を過ぎた。２月４日の立春ではまだ春を感じられなかったがこの辺りからは徐々に温かくなるだろう。春の音色が本格的に聞こえて来る。
耳を澄ませばほら、メジロに雲雀、鶯の声が聞こえて来る。
そんな小鳥達の声がホトトギスやコマドリのものに変わる頃、夏の訪れを感じる。燕が飛んできたら夏が確定だ。
秋はお米の収穫時期になると精力的な雀を目にする。冬に備え渡り鳥の姿もよく目にする。
冬はシジュウカラにヒヨドリ。年中見られると思われがちだが、冬の小鳥達である。
そんな小鳥達が暦を届けてくれるんだと私はスケジュール帳の暦を見てふと思った。
さて、今年も季節の音色を楽しむとしますか。