インタビューwithヴァンパイア

私の人生に必要なもの？そんなの、彼女の存在以外にあり得ないよ。
私は俳優をやっていてね。私にはメイクである彼女の存在が必要不可欠だ。
吸血鬼は鏡に映らないだろう？私は自分でメイクが出来ないんだ。だから私はメイクの全てを彼女に任せている。
顔だけじゃない。服装もそうだし、私生活だって彼女にメイクしてもらっている。私が美しくいられるのは人間である彼女がいてくれてこそだよ。

何故、吸血鬼の女性をパートナーに選ばないのかって？
自身を美しくする事の出来ない者に、他人を美しくする事は出来ないよ。
それに変化のない毎日ってとても退屈なんだ。棺桶の中で夢を見ているのと同じさ。
だからこそ、私は人間である彼女の変化が愛おしい。年をとる事を醜くなると思うのは大違いだ。
刻まれる皺は私と時を過ごした証だ。皺の一つ一つに思い出が詰まっている。
常に変化を続ける彼女はいつまで経っても美しいままだよ。