十二叉路

12
12

散歩していると突然ワープした感じに襲われた。見かけた事の無い十二叉路の中心点に自分は立っている。
可怪しいと周りを見れば、12方向に道は分かれ遠くまで続いている感じだ。
それぞれの道の入口には門番が立ち入門者の個人情報確認をしている。
時計の文字盤の様に各門には、右回りに1から12までの番号が振ってある。
それぞれの行き先が、何処に通じるかは分からないし質問も禁じられている。
単に好きな番号を選べば良いのか、それとも縁起が良さそうな番号が良いのか、あるいは敢えて嫌われ番号に挑めば結果は最高か、まるでパズルの様だ。
その行き着く所は何処なのか、そして何が起こるのか、恐怖の選択とも思えるが決定を急かされる。
そんな時中央テーブルにサイコロが置かれているのに気が付いた。そうだこれを振って出た数字にするか、二度振って足しても良いしな。
これなら気が楽だ、考えなくて済むし。
ファンタジー
公開:22/07/17 22:41
更新:22/07/18 06:10

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容