4
2

「あの化け物を確実に倒すには、俺が奴に密着して爆弾を爆発させるしかない」
「お前自爆するつもりか!?よせ!!」
「後のことは頼んだ。あいつにもよろしく言っておいてくれよ」
「ミライ!!」

そう言ってミライは、自爆した。俺の元には、奴が首に身につけていたペンダントが飛んできた。

「馬鹿野郎・・・っ!!」

俺はそのペンダントを拾い、ミライの大切な人の元に向かった。

「これはアイツの形見だ。あいつは最後まで立派にこの星を守ったんだ。君の住むこの星を」
「うふふ。そうなの」
「何がおかしいんだ!!あいつはもういないんだぞ!!」
「いるわ。この中に」

そう言って彼女は、ペンダントを2回擦った。

「ふう。俺様帰還」
「どういうことだ!?」
「隠してたんだが、俺はペンダントの精霊なんだ。自爆する寸前、ペンダントの中に逃げたのさ。だが自力では出られない。だから後は頼むって言ったのさ」
公開:22/07/17 09:47

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)

ブラウン・シュガー
https://novelchan.novelsphere.jp/38739/

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容