小豆最中の事件簿

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私は小豆最中。和菓子みたいな名前だけど本名だ。夏休みに入り、一人、山奥の秘境にある温泉宿へと向かうのだった。一人旅って最高。旅館に到着し、部屋へと案内された。部屋で一息ついてから早速、温泉へ向かう。すると偶然にもアイツと鉢合わせした。
「えっ?最中?」
「げっ。真一。なんであんたがいるのよ」
「商店街の福引きでここの旅館のチケットが当たったんだよ」
「最悪。なんでここまで来て幼馴染の顔みなきゃいけないのよ」
「それはこっちの台詞だ」
「とにかく私は、ゆっくりしたいんだから話しかけないでよね」
そう言って温泉へ行った。温泉から出ると私の部屋に真一が来た。
「お前さ、この集落の祟り知ってる?犬神様伝説」
「何それ」
「さっき人が殺されたんだ。お前の出番だ。探偵だろ?」
私は探偵と名乗った事はないが、今まで何件か事件を解決してきた。どうやらまた事件に巻き込まれてしまったようだ。ああ、私の休暇…。
公開:22/07/20 09:59

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

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ブラウン・シュガー
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