君が眠っている間に

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「おはよう」
「んっ……んんっ……おはようございます……」

私は目覚めた。お昼ご飯を食べて眠くなったから、自分の部屋で眠っていたのだ。

「……って、えっ?誰?どちら様?どうして私の部屋に入ってきてるんですか!?」
「君が眠っている間に世界が変わったんだ」

私は一時間くらいの仮眠を取っただけだ。その間に世界が変わったって?

「具体的にどうなったんですか?」
「それは君の目で確かめてみるといい」

そう言って、その男の人は私の部屋の窓を開けた。しかし世界は何一つ変わっていないように思えた。

「……何も変わってなくないですか?」
「変わってしまったさ。さあテレビを点けてみるんだ」
「テレビ……」

私はテレビを点けて絶望した。

「もう手遅れなんだ」
「教えてください。一体なんでこんな事になったんですか?」

私が眠っているたった1時間の間に、世界の半分は隕石によってなくなったのだ。
公開:22/07/11 09:09
更新:22/07/11 09:29

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

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ブラウン・シュガー
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