日本一周お節介の旅
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「つまりあれか。君は日本中を旅してお節介を焼く旅をしていると」
「はい。そうなんです。だから店を手伝わせてください」
「いやー……うち暇だよ?そんなに手伝ってもらうような事もないんだよ」
「お節介を焼きたいんです!!」
この青年は、お節介おばさんが絶滅してきた現代、お節介おばさんみたいな存在の希少さ、大切さを訴える為に日本中を旅しているらしい。うちのような食べて行くのがやっとの暇な個人経営のありきたりな定食屋を手伝いたいのだと言う。
「でも給料もそんなに多く出せないし」
「最低賃金で大丈夫です!お節介を焼く事が目的ですから!!それに移動は自転車なので、食費くらいを稼げるならそれでいいんです」
そう言って彼を三日だけ雇った。とんでもなくお節介だった。ああしろ、こうしろと言う。そして試しに彼の言うとおり、ランチメニューにデザートを一品追加した。すると客が以前よりもかなり入るようになった。
「はい。そうなんです。だから店を手伝わせてください」
「いやー……うち暇だよ?そんなに手伝ってもらうような事もないんだよ」
「お節介を焼きたいんです!!」
この青年は、お節介おばさんが絶滅してきた現代、お節介おばさんみたいな存在の希少さ、大切さを訴える為に日本中を旅しているらしい。うちのような食べて行くのがやっとの暇な個人経営のありきたりな定食屋を手伝いたいのだと言う。
「でも給料もそんなに多く出せないし」
「最低賃金で大丈夫です!お節介を焼く事が目的ですから!!それに移動は自転車なので、食費くらいを稼げるならそれでいいんです」
そう言って彼を三日だけ雇った。とんでもなくお節介だった。ああしろ、こうしろと言う。そして試しに彼の言うとおり、ランチメニューにデザートを一品追加した。すると客が以前よりもかなり入るようになった。
公開:22/07/13 09:24
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