Ⅲ.八章 根源悪ノ牧場 5/9

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 ジョナによって、ハックは過去へと誘われた。
 友人と過ごした最後の日。
 追われる身となっていたハックは友人の家に身を寄せていた。
「悪いな。匿ってもらって」
「今更気にすんな」
「にしてもあいつら、あんな本一冊で大騒ぎしやがって。なにが国家に対する冒涜だ。俺は本当のことを書いてやっただけだってのに」
「大変だったんだな」
「まぁな」
「けど、それももう終わるさ」
 外から警察のサイレンの音が聞こえてくる。
「おい!一体どういう事だ!?」
「分からないか?社会に貢献してるんだよ」
「おまえ、俺を裏切ったのか?!貢献だと?いつからそんな馬鹿な事をするようになったんだ!」
「…残念だけどな。今の世の中からすれば、馬鹿な事をしてるのはお前の方なんだよ。言ったはずじゃないか、ハック。やばい事はするなってな。先に裏切ったのは、お前の方なんだよ」
 ハックの前から去る友人。
「…チキショ~~~!」
SF
公開:22/07/03 20:54
連載 SF 戦争 差別

Arujino( 東京都練馬区 )

まずは、こんにちは。

練馬区で活動中の、趣味の絵描きです。

小説・脚本なども執筆してます。

【番号なし】 用語・設定解説

【Ⅰ】 連載作品『WonDer BroS』 探偵と怪盗の対決が娯楽化した世界での物語。

【Ⅱ】 短編連作『Story Of Dri(P)Party』

【Ⅲ】 連載作品『根源悪の牧場』 戦争による差別と弾圧に支配された世界での物語。

【Ⅳ】 連載作品『ドライワンダーに遣う』

【001~】 短篇集『short TaleS』
 

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