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部活動が盛んな高校に入学した私は入学式早々、ピンチに陥っている。
剣道2段の私は竹刀さえあれば、並大抵の相手には負けないと思っていた。
しかし今、竹刀は破壊され、追い詰められている…どうしてだ?相手はただの漫研だぞ!?
「ペンは剣よりも強し…俺様を侮ったのが貴様の敗因だ!」
漫研がトドメと言わんばかりに鋭いGペンを突き出す。
「そこまでだ!」
私を庇うように立ったその人は半紙を盾に攻撃を防いだ。
「ちぃっ!書道部が生意気なぁ!」
Gペンを繰り出す漫研。しかし半紙が破られる事はない。
「某の文防具がその程度で敗れると思うな!」
背中に背負った巨大な筆を一閃。漫研が倒れた。
「無事か?」
袴姿のその人の姿に私は目を奪われた。書の道は剣の道と同じだと悟った。
ペンは剣よりも強し。私の新たなる青春がここに始まる!
まずは先輩と二人、部員集めから始まった。
この高校の書道部って人気ないんですね…
青春
公開:22/07/02 21:05

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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