午前零時に飛んだ鍵
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「気付いたか?この扉、前にここに来た時にはなかった」
「ああ、こんなものはなかった」
警備員として働く私は、同僚と廃墟の見回りをしていた時、不思議な扉を見つけた。
「……入ってみるか?」
「よせ。何があるか分からないぞ」
「だから入るんだよ」
私は意を決して扉を開こうとした。しかし扉には鍵がかかっていて開かなかった。
「開かないぞ」
「開かずの扉ってことか」
「どこかに鍵は落ちてないか?」
鍵を探したが、どこにも見当たらない。
「あきらめよう」
その時だった。午前零時になった。その瞬間、ゴーンッと時計の鐘の音が鳴り、同時に何かが光り輝いた。その光輝いた場所に行くと、鍵が落ちていた。その鍵を扉の鍵穴に入れると、カチッと音がした。
「開いた。……入るぞ」
中に入った。そこに広がっていたのは、花が沢山咲き誇る豊かな庭園だった。ここは秘密の庭園。午前零時にだけは入れるのだ。
「ああ、こんなものはなかった」
警備員として働く私は、同僚と廃墟の見回りをしていた時、不思議な扉を見つけた。
「……入ってみるか?」
「よせ。何があるか分からないぞ」
「だから入るんだよ」
私は意を決して扉を開こうとした。しかし扉には鍵がかかっていて開かなかった。
「開かないぞ」
「開かずの扉ってことか」
「どこかに鍵は落ちてないか?」
鍵を探したが、どこにも見当たらない。
「あきらめよう」
その時だった。午前零時になった。その瞬間、ゴーンッと時計の鐘の音が鳴り、同時に何かが光り輝いた。その光輝いた場所に行くと、鍵が落ちていた。その鍵を扉の鍵穴に入れると、カチッと音がした。
「開いた。……入るぞ」
中に入った。そこに広がっていたのは、花が沢山咲き誇る豊かな庭園だった。ここは秘密の庭園。午前零時にだけは入れるのだ。
公開:22/06/30 09:50
更新:22/06/30 11:15
更新:22/06/30 11:15
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