暑い時の散歩

余りにも太陽の照り返しもきつく、炎天下の散歩は控えざる得ない。
近くのショッピングモールへ行けば、全館冷房だから苦にならず各階を自由に歩き回れる。
でもいつも同じパターンでは飽きるから別方向にと足を運ぶが、大きな冷房の入ったビルは生憎見当たらない。
平屋の小型スーパーやコンビニあるいはチェーン店の薬局等であるが、いずれも店内を一巡すれば終わりだ。大きな銀行でもあれば館内を歩き回る事も出来るかしれないが、ガードマンに不審者として声を掛けられる心配もある。

そんな時ウロウロしていると、後ろからチョコチョコと歩いてきて突っつく奴がいた。僕らの住処は広くて涼しくて魚も一杯あるよと誘うのである。
えぇ、そんな良い所があるのかいと、ついて行くと洞窟の中の道に入ると滑り台の様な廊下を滑り降りると何と氷が一杯の広々とした所に着いた。まるで北極のような感じで面白そうだ。気がつけばそこはペンギン村だ。