スタンプカード

先日、芋判のスタンプカードを友人にプレゼントしたところ、凄く喜ばれた。
頑張って集めた甲斐があった。何より、素材に拘った甲斐があった。
いつもは紅あずまや金時芋で作っていた判を、今年は思い切って紅はるかと安納芋に変えてみた。ねっとり系も悪くないと言って貰えた。
実はそれだけじゃないんだよな。スタンプカードに使用していたそのデンプンシート、男爵芋からメークインに変えてみたんだ。ねっとり系としっとり系。相性は抜群だった。
友人は文字を読むのが苦手だ。だからこうして、食べられる手紙を定期的に送っている。
紅あずまや金時芋の芋判メッセージは口にすると心がほくほくとする。このスタンプカード、食べられるのである。
だが、いつもそれだと飽きられてしまうかもしれない…だから今回、紅はるかと安納芋に変えてみた。
心にねっとりとした甘さが残るだろう？それは恋愛の味にも似ているんだ。友人よ。早く、恋人を作りな。