タクシーの迷走

久しぶりにタクシーに乗った。
タクシー会社によっては、宗教や政治経済といった話題は乗客との会話としては適切ではないと規定されてるそうだ。
これらの内容は、デリケートな話題であり、人により信仰の度合いや支持政党も異なり、
乗客の振った話題に相槌をうっている程度なら問題は無いでしょうが、
運転手自身の価値観の押しつけはトラブルに発展する可能性も十分考えられます。

また緊急事態が起きた場合でも、運転手と客が会話していると運転に集中が出来づに思わぬ事故に繋がるケースもありうるのです。それもさることながら感染症問題もあり極力会話を抑えているのか。
そのせいか運転手は乗車するも、終始無言である。私は行き先を伝えなければと思いつつもタイミングを探る。

勝手に車は発進するが、方向が違う。早く目的地を伝えなければ、でもどうして運転手はどちらへと聞かないのか。
睨めっこ状態でドンドンあらぬ方向へ進む。