気持ちの良い風が吹いている
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見知らぬ男「あ~。気持ちの良い風が吹いていますね~。」
家主「え~と。どなたですか。」
男「いや~。気持ちの良い風が吹いていますね~。」
家主「あのぅ、話し聞いてます?」
男「ホント、気持ちの良い風が吹いていますね~。」
家主「人の家の庭に勝手に入らないでくれますか。」
男「あ~。じつに気持ちの良い風が吹いていますね~。」
家主「いい加減にしてください。警察呼びますよ。」
男「あ~。良いですよ~。呼んで下さい~。呼べるもんならね~。」
家主「なっ、なんなんですか!!ホントに警察呼びますよ!!」
男「良いですよ~。でも、警察呼ばれて困るのはあなたの方なんじゃないですか?」
家主「何でです!なんで私が困るんですか!ホント警察呼びますよ!!」
男「いいんですかね~。私はこの庭の土の下に何が埋まっているか、知ってるんですよ。」
家主「あっ、あわっ、うわぁ~。」
男「さあ、取引をしましょうか。」
家主「え~と。どなたですか。」
男「いや~。気持ちの良い風が吹いていますね~。」
家主「あのぅ、話し聞いてます?」
男「ホント、気持ちの良い風が吹いていますね~。」
家主「人の家の庭に勝手に入らないでくれますか。」
男「あ~。じつに気持ちの良い風が吹いていますね~。」
家主「いい加減にしてください。警察呼びますよ。」
男「あ~。良いですよ~。呼んで下さい~。呼べるもんならね~。」
家主「なっ、なんなんですか!!ホントに警察呼びますよ!!」
男「良いですよ~。でも、警察呼ばれて困るのはあなたの方なんじゃないですか?」
家主「何でです!なんで私が困るんですか!ホント警察呼びますよ!!」
男「いいんですかね~。私はこの庭の土の下に何が埋まっているか、知ってるんですよ。」
家主「あっ、あわっ、うわぁ~。」
男「さあ、取引をしましょうか。」
ミステリー・推理
公開:22/06/20 06:43
時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。
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