【ゾンビの昼めし】私が昼めしにありつけなかったら、次はお前の番だ。

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宮崎辛麺

私は、元サラリーマンのゾンビである。わけあって、昼の間も徘徊できる特殊能力をもっている。


さて、今日も腹が減ってきたな。今日も血を求めて旅にでる。

今日の私は、「宮崎辛麺」の気分だ。

赤々とした唐辛子が血を彷彿とさせる。熱い、熱くてうまくてのどにつきささるようだ。これはなんだ、ニラだな。血のスープから生まれた新しい生命のようだ。そして絡む溶き卵。これは、命そのものを食べることと同意。。。私はこうして命を殺め続けるのだ。麺をすすりあげ、スープをなめつくす。うますぎて、皿をなめてしまった。こんなこと、人はやらない。

ああ、私はこれからなんど血をすすればいいのだろう。私が昼めしにありつけなかったら、次はお前の番だ。
その他
公開:22/06/14 07:44
更新:22/06/14 07:48

きろひの、えう

ぼそぼそと創作話を書いています。

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