タイムマシン 第4話

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博士「さあ、壊そう。」
助手「博士、もったいないですって。」
博士「最初から決めていた事だ。さあ、自壊装置発動!!」
なにやらスイッチを押そうとする博士。

その時、研究室が強い光に包まれた。
「待ちなさ~い。」
光と共に新たなタイムマシンが現れる。
博士「誰だ?」
老人「40年後のお前だよ。未来から来た。」
博士「私?何の為に?」
老人「勿論、タイムマシンを壊させないためじゃよ。」
博士「えっ?」
老人「わしはタイムマシンを壊した事をずっと後悔していたんだ。カッコつけて壊したが、すぐに後悔した。でまた、作ろうと思った。でも上手くいかなかった。同じように作っている筈なのに。上手くいかない。それでもう一度完成させるのに40年かかってしまった。だから、壊すのを止めに来たのだ。」
博士・助手「はぁ~?」
老人「そのスイッチは押させない。コッチによこせ~。」銃を博士に向ける老人。

第5話に続く
SF
公開:22/06/13 16:54

ソフトサラダ( 埼玉 )

時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。

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