読書コンディショナー

風呂に入り、シャンプーをした後は読書コンディショナーをつける。すると読書が捗るのだ。だが今日は読書コンディショナーをつけるのを忘れていた。その日は読書の途中で寝てしまい、全然読書にならなかった。

私がこの読書コンディショナーを手に入れたのは、行きつけの美容院での事だ。担当の美容師の人が良いコンディショナーが入ったんですよ。買いませんか？と勧めてきた。私は普通のコンディショナーだと思って買ったが、その容器には読書コンディショナーと書かれていた。

「読書？」
「はい。そうなんです。これで読書ができるようになるんです。私も色々本読んでますよ」
「でも本なんて読まないしな」
「だからいいんですよ。新しい世界が広がります」

私は読書コンディショナーのおかげで読書にハマった。しかし読書コンディショナーをつけ忘れるとこの様だ。そういえばそろそろストックが切れる。また一本買っておくとしよう。