知識の虫眼鏡
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亡くなったお爺ちゃんの遺品を整理していると、お爺ちゃんが愛用していた虫眼鏡が出てきた。そういえばお爺ちゃん、この虫眼鏡を使ってよく色々な物を見ていたな。そんな事を思い出しながら、虫眼鏡を手に取った。お爺ちゃんは物知りな人だった。僕に良く色々な知識を教えてくれた。年寄りの経験や知識は流石のもので、僕はいつも感心させられていた。ふと僕もお爺ちゃんの真似をしてみたくなった。お爺ちゃんの虫眼鏡を使い、本を開いてみる。すると不思議な事に漢字にふりがなが付いていた。次におじいちゃんの部屋のこたつの上に置いてあるみかんを手に取り、虫眼鏡をかざした。みかんは拡大され、そこに何やら文字が見えた。よく見るとそこには、みかんに関する雑学が書いてあった。
「なるほど。お爺ちゃんは、この虫眼鏡で見て表示される雑学や知識を読んでたんだな」
お爺ちゃんの膨大な知識の秘密、どうやらそれは、この虫眼鏡にあったらしい。
「なるほど。お爺ちゃんは、この虫眼鏡で見て表示される雑学や知識を読んでたんだな」
お爺ちゃんの膨大な知識の秘密、どうやらそれは、この虫眼鏡にあったらしい。
公開:22/06/16 09:42
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