開かずのロッカー
6
2
行きつけの昔懐かしい銭湯には、木目調の脱衣ロッカーが置いてある。そのロッカーの中に、ひとつだけ真っ白いロッカーがある。それが通称、開かずのロッカーだ。店のオーナーが言うには、昔鍵を持ったまま、帰ってしまった人がいるということだ。しかし新しく鍵を作るのも費用がかかるので、面倒でそのままにしているそうだ。
「中には何が入ってるんだろうな」
「服じゃないか?」
「でも取りに来ないってことは、大したものは入ってないだろう」
客達は何が入っているのか気になったが、まあ多分つまらないものしか入っていないだろうと思っていた。
そしてある日、一人の若い男がやってきた。男は服を脱がず、開かずのロッカーをじっと見つめている。
そして決意したように、男は自分のズボンのポケットに手を入れ、鍵を取り出した。それは開かずのロッカーの鍵だった。ついに開かずのロッカーが開けた。
中からは大量の札束が出てきた。
「中には何が入ってるんだろうな」
「服じゃないか?」
「でも取りに来ないってことは、大したものは入ってないだろう」
客達は何が入っているのか気になったが、まあ多分つまらないものしか入っていないだろうと思っていた。
そしてある日、一人の若い男がやってきた。男は服を脱がず、開かずのロッカーをじっと見つめている。
そして決意したように、男は自分のズボンのポケットに手を入れ、鍵を取り出した。それは開かずのロッカーの鍵だった。ついに開かずのロッカーが開けた。
中からは大量の札束が出てきた。
公開:22/06/15 09:26
カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu
・SSG投稿作品1500作品突破
・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c
・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。
https://youtu.be/frouU2nCPYI
・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過
〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)
ブラウン・シュガー
https://novelchan.novelsphere.jp/38739/
ログインするとコメントを投稿できます