孫?
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窓を開けると、満点の星。
ひときわ輝く星がが降りてきて、気がつけば、目の前に窓を覆うほどの円盤が浮いていた。
もしかするとUFOなのか? 私が驚いて、立ちすくんでいると、円盤の底からスポットライトのような光が差してきた。
光の中には人型の影がゆらめいていて、それはやがて、ひとりの女性の姿になった。
なんとなく既視感のある女性は、人なつっこい様子で微笑んで、目の前の私に聞いてきた。
「今は西暦何年ですか」
「2022年です」
私がそう答えると、女性は何度もうなずいた。
「はじめまして、おばあさま」
突然言われて言葉が出なかった。
私はまだ二十歳になったばかり。結婚もしていなければ、当然子供だっていない。
女性は私の手を取って、嬉しそうに言葉を続けた。
「私、千年後のあなたの子孫です。時間旅行で観光に来ました」
(窓を開けると…… 10)
ひときわ輝く星がが降りてきて、気がつけば、目の前に窓を覆うほどの円盤が浮いていた。
もしかするとUFOなのか? 私が驚いて、立ちすくんでいると、円盤の底からスポットライトのような光が差してきた。
光の中には人型の影がゆらめいていて、それはやがて、ひとりの女性の姿になった。
なんとなく既視感のある女性は、人なつっこい様子で微笑んで、目の前の私に聞いてきた。
「今は西暦何年ですか」
「2022年です」
私がそう答えると、女性は何度もうなずいた。
「はじめまして、おばあさま」
突然言われて言葉が出なかった。
私はまだ二十歳になったばかり。結婚もしていなければ、当然子供だっていない。
女性は私の手を取って、嬉しそうに言葉を続けた。
「私、千年後のあなたの子孫です。時間旅行で観光に来ました」
(窓を開けると…… 10)
SF
公開:22/06/11 10:52
更新:22/06/11 10:54
更新:22/06/11 10:54
あさこです。よろしくお願いします。
ショートショートは初めてのチャレンジ。 短い文でまとめるのは難しい、試行錯誤中です。
カクヨムでも小説を書いています。https://kakuyomu.jp/users/kukiha
Twitter:https://twitter.com/mirurufara
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