好きなもの
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「学校は嫌い…人が嫌い…何もかもが嫌…」
そんなこと言っていた私にあの子はこう聞いてきた
『じゃあ、何が好きなの?』
「え…?」
『好きなもの、好きなこと、好きな場所
好きな食べ物なんでもいい、あなたの
好きはなぁに?』
「うーん…空かなぁ、空を見上げてるのが
好きだな」
『そっか、なら良かった』
「何が?」
『あなたの中にちゃんと好きがあって良かった。嫌いばかりじゃないなら良かった』
そう言って、ふわりと笑って私を見つめたあの子。
今は私が好きだと言った空に旅立ってしまった。
嫌いばかり言っていた私は…
今、色んな場所で空の写真を撮っている。
そこで出会う人々と会話しながら気がついた。
「わたし…、人が好きかも…」
そう空に呟いた。
『あなたの好きが増えて良かった』
そんなこと言っていた私にあの子はこう聞いてきた
『じゃあ、何が好きなの?』
「え…?」
『好きなもの、好きなこと、好きな場所
好きな食べ物なんでもいい、あなたの
好きはなぁに?』
「うーん…空かなぁ、空を見上げてるのが
好きだな」
『そっか、なら良かった』
「何が?」
『あなたの中にちゃんと好きがあって良かった。嫌いばかりじゃないなら良かった』
そう言って、ふわりと笑って私を見つめたあの子。
今は私が好きだと言った空に旅立ってしまった。
嫌いばかり言っていた私は…
今、色んな場所で空の写真を撮っている。
そこで出会う人々と会話しながら気がついた。
「わたし…、人が好きかも…」
そう空に呟いた。
『あなたの好きが増えて良かった』
その他
公開:22/06/10 06:52
日々の生活の中、頭に浮かんできた物語を書いてみようと思い始めてみました。
ど素人ですがよろしくお願いします。
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