断捨離
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それは天気の良い春のこと。
古くからの友人に悩みを打ち明けた。恋人のこと。友人のこと。仕事のこと。
私は事細かに説明した。
一息ついてレモンティーを口に運ぶと、彼女は一冊の本を差し出してきた。
「これ、一度読んでみて」
差し出された本の表紙には目立つ文字で『断捨離』と書かれていた。
「あなたは昔から抱え込みすぎなのよ」
私はお礼を言って受け取った。
最初に恋人を捨てた。
本のおかげで決心がついた。
以前からDV気質な彼にはうんざりしていた。後悔はない。
次に友人を捨てた。
いつものカフェで婚約報告された時に別れを告げた。
婚約相手は、私の元恋人だった。
やっぱり、捨てるにも一苦労だな。普段から運動しておけば良かった。
私は山で二人のために穴を掘る。
「さて、次は嫌いな上司を捨てようかな。」
体が軽くなったようで気分が良い。
帰りにアイスティーを飲んで帰った。
古くからの友人に悩みを打ち明けた。恋人のこと。友人のこと。仕事のこと。
私は事細かに説明した。
一息ついてレモンティーを口に運ぶと、彼女は一冊の本を差し出してきた。
「これ、一度読んでみて」
差し出された本の表紙には目立つ文字で『断捨離』と書かれていた。
「あなたは昔から抱え込みすぎなのよ」
私はお礼を言って受け取った。
最初に恋人を捨てた。
本のおかげで決心がついた。
以前からDV気質な彼にはうんざりしていた。後悔はない。
次に友人を捨てた。
いつものカフェで婚約報告された時に別れを告げた。
婚約相手は、私の元恋人だった。
やっぱり、捨てるにも一苦労だな。普段から運動しておけば良かった。
私は山で二人のために穴を掘る。
「さて、次は嫌いな上司を捨てようかな。」
体が軽くなったようで気分が良い。
帰りにアイスティーを飲んで帰った。
ホラー
公開:22/06/07 13:32
社会人になってから小説のアイデアが湧かなくなったので、リハビリがてらショートショートを書いていこうと思います。
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